皆さんこんにちは。
けーです。
本日は、認知症の高齢者に対する、身体拘束に関して記事にしようと思います。
以下リンク先記事の引用です。
認知症の人が様々な病気やけがの治療で病院に入院した際、ほぼ3割が身体を縛られるなどの拘束を受けていたとする全国調査結果を、東京都医学総合研究所と国立がん研究センターの研究チームがまとめた。拘束の主な理由は入院中の事故防止だった。研究チームは「認知症の高齢者は、身体拘束を受けると、症状が進んだり筋力が低下したりしやすい。不必要な拘束を減らす取り組みが求められる」と指摘している。
中西三春・同研究所主席研究員らは昨年、全国の一般病院(100床以上)3466施設に調査書を送り、937施設から有効回答を得た。主に病気やけがの初期治療を行う急性期とリハビリなどを行う回復期の病院を対象とした。集中治療室(ICU)や、精神科病院は除外した。
あまりにも短い記事なので、詳しいことはよくわかりません。
最近は、高齢者施設でも病院でも、身体拘束をしないという方針の施設が増えてきていると思います。というか、主流です。
しかしまだ、記事のとおり、3割が身体拘束を受けるというのが現実なようです。
公になっているだけで3割ということなので、実際のところはもっと多いのではないでしょうか。
氷山の一角というやつです。
身体拘束の具体例をみてみますと、車いすに手足を縛られる、ミトン手袋をつけさせられる、といったものがあります。
認知症にかかっている人というのは、次にどういった行動をとるのかわかりません。危険防止のため、身体拘束をするというのは手っ取り早い対応なんです。もちろん、本人の尊厳を奪う行為なのでNGだと思いますが。介助する側にとっては、てっとりばやく安全を確保できることなんです。
2000年以降、身体拘束は”悪”という潮流ができてきましたが、いまだにあるようですね。90年代以前は、身体拘束は”本人の生命を護る”という大義名分のため、横行しておりました。しかし、徐々にではありますが、改善されてきました。
しかしやはり、介護する側の負担を考えると、身体拘束というものは、手っ取り早いということに、変わりはないんだと思います。
もちろん、ダメ!!絶対!!
身体拘束がなくなる日を待ち望みます(来るのか、その日が・・・。)

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