元警察官けいの警察官採用試験合格ブログ

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【元警察官が語ります】警察官から転職する場合の志望動機書の書き方【私の実例】

 

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皆さんこんにちは。
元警察官のけいです。

今回の記事は、警察官から転職する場合の志望動機書や自己PR等の書き方について、記事にしようと思います。後半に私の実例をも盛り込んであります。

※2020,7,27 再編集

 

今回の記事は相当気合入れて作りました!!

元警察官の私ならではの、魂込めた力作です!!(笑) 警察官を退職した私の過去に作り上げた志望動機等が、誰かのお役に立てれば幸いです!!

警察官からの転職をお考えの方の、転職活動がうまくいくよう祈っております!!

 

 

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~~目次~~

 

 

 

 

 

1,退職する(した)理由について

はい、警察からの転職者に、一番求められるといっても過言ではないのが、ここですw

すでにお察しの方も多くみえるかと思いますが、そうですww ここなんですww

 

なぜかと言いますと、当ブログでもさんざん今までお伝えしてきたとおり、昨今警察官を退職する方のなかに、やらかしてしまって、退職される方々がニュースをたびたび賑わせているからなんです!!

 

世間は疑っているわけです。

公務員である警察官を辞めるだなんて、よっぽどのことがあったに違いない!まさか懲戒処分を受けた奴では?

 

とね。まぁ、そんなこと、警察官を退職し、転職しようとお考えの方ならば、すでに想定されてるかと思いますが。

 

ねー。別に警察官辞めてもいいじゃんね!!笑 なんだかやたら世間は人を疑いたがりますからね(笑)

 

私は警察官を退職して、もう5年以上経過しますが、いまだに人に聞かれます。「なんで警察官辞めたの?」って。

世間の皆さん、よっぽど警察官を尊いお仕事だと思ってるんでしょうか?小さい頃から憧れてた仕事なのに辞めちゃったの?みたいな。別に私は小さい頃から憧れてたわけではありませんけど。就職活動の中で、自分の適性考えて警察かなー?ぐらいのものでした。

でも、世間は「警察官を辞めてしまうなんて、よほどのことに違いない!!」と思いたいようです。

 

ですので、警察官を退職する(した)理由は充分に考える必要があると思います。ちなみに

「警察という風土が私には馴染めませんでした」

「上司、先輩の体育会系の気質についていけませんでした」

「昔憧れていた仕事と違いました」

というのはダメです!!

いわゆるネガティブな退職理由とでもいいますかね。そういったホンネの退職理由は、転職活動の場で言うのにはふさわしくありません。

無理くりにでも前向き発言をする必要があるんです。それが転職活動というものだからです。

 

そういったネガティブ発言は、無事転職活動が成功し、就職し、仕事にもなれて、一人前の戦力として新しい職場で皆に認められてから、飲み会で、その場で初めて「警察官を辞めたのは、とんでもないキチガイ上司がいて精神的に無理だった。」とと言えば良いんです。それだけ新しい職場に馴染み、戦力として役に立っている人間であれば周りも「やっぱ警察ってパワハラやばそうだな。大変だったな。」となります。

世間からすれば、しょせんは公務員ですからね。公務員は楽だと思ってる方がいまだに多いというのもひとつあると思います。

ですので、退職理由については、強引にでも前向きな理由をなんとしてでもひねり出さねばなりません。

 

 

 

 

2,転職時の志望動機の書き方

 警察官を辞めた場合、どんな場合でも異業種への転職になると思います。

ですので面接側からすれば「なんで警察官を辞めてまでこの業界に?」と思うのは当然というわけです。転職理由としては「学生時代に就職活動をしたが、落ちてしまって、今度こそ内定を欲しいという気持ちで再チャレンジしました」「学生時代にこの業界に興味はなかったが、社会人となって視野が広まり、色々と社会のことを知るうちに、この業界に興味を抱いた」みたいな具合にしたほうがいいです。

1,でも述べましたが、ここでもやはり警察官を辛くてやめたというのはだしてはいけません!!どうしても、無理くりにでも、前向きな理由をひっさげて、志望動機を考える必要があります。

  

 

 

3,警察官を経験した上での自己PRについて

 これはその人がどれだけ警察官をやっていたのかにもよると思います。

警察学校にいる間に退職してしまった人は、警察官を経験した上での自己PRはできないでしょう。世間一般では、警察学校にいる間に辞める人は根性なしのレッテルを貼られる場合があると思います。それかただ単に、「警察学校というところはやはり厳しいところなんだな。」ぐらいですかね。

どちらにしろ、自己PRにつながるような長い在職期間ではありませんので、まぁ、警察官を経験した上での自己PRは無理でしょうね。警察官採用前のことを自己PRのとして引き合いに出したほうが無難です。

3年以上警察官を経験した人ならば、自己PRに警察官時代の経験を書けると思います。これは私の持論ではないです。私は警察官を退職後に2年間の公務員試験の浪人生活をしていました。LEC東京リーガルマインドという公務員試験予備校に通っておりました。その時に受験申込書や面接指導を担当してくださる講師の方が転職者向けにおっしゃっていたことです。

LECの講師は「前職のことを自己PRに使いたいんなら3年ほど勤めた人間が言ってこそ信用性がある。数ヶ月で辞めたやつの言葉なんか信用されない。」とね。

そりゃそうでしょうね笑 だって、転職するってことは辛かったんでしょうから。逃げ、ということに変わりはありません。私のこの意見に、あなたがどう反論するかは勝手ですが、世間は「逃げ」と捉える人が多いんではないでしょうか?

少なくとも私はそう思います。

 

 

 

4,元警察官の、私の実例

以下は、私が警察官退職後の転職活動で、履歴書に記入したものや面接時の想定問答として用意したものです。すべて前述したLEC東京リーガルマインドの講師の方に添削して頂いたものや、転職コンサルタントから指導を受けた内容のものですので、警察官からの転職者される方の参考になるはずです。

 

私は警察官を退職後、市役所職員採用試験を第一志望に公務員試験の浪人をしていました。ですので内容は市役所職員採用試験の受験を想定したものが多くなっています。しかし、どこの会社を受けるにしても、元警察官が考える内容としては、共通していることが必ずあるはずです。あなたが希望している就職先ではどういったものが当てはまるのか、ご自身で見つけ出して下さい。

  

※最終的に、公務員にはなりませんでしたが、私は公務員試験の筆記試験をいくつも突破しましたし、1箇所だけですが最終的に内定を頂くこともありましたので、「結局公務員にならなかったやつの意見なんか参考にならない」と言われる筋合いはありません!!内定もらってます!!でも蹴ったけど苦笑

 

 

 

以下、私の実例です。

 

 ■志望動機
私がA市を志望した理由は、A市が防災に関する施策に重点的に取り組んでいるからです。私が以前警察官として勤務していたときに、被災地派遣に従事しました。そのときに自然災害発生時における人的被害を最小限にしたいと思いました。現在はどこの自治体でも防災に関する取り組みは行っております。しかし、A市では「A防災ネットワークシステム」が県の防災フェスタで表彰されたり、A市地域防災フェアが開催されたりと、他市よりも防災に対する取り組みを重点的に行っていると思います。そういったAは市で防災に関する仕事に従事したいと思いました。

 

■自己PR
私の長所は人当たりのいいところです。前職では勤務日ごとに多くの市民と接してきました。その際には相手に不快感を与えることのないよう心がけて応対しておりました。私が交通事故の処理を担当した方から、私の応対がとても感じが良かったとお褒めの言葉を頂いたこともあります。その方は、警察官がとても感じよく対応してくれたので、事故を起こしてしまい、かなり動揺したがおかげで少し気持ちが落ち着いたとおっしゃってくださいました。市役所職員は日常的に地域住民と接しますので、人当たりの良さは必須であると思います。


■夢がかないそうにないとき、あなたならどうする?
気持ちの面では最後の最後まで諦めないことが大事だと思います。場合によっては見切りをつけることも大切ですが、諦めずやり遂げるということができるならばそういった方法をとると思います。

 

■あなたにとって仕事とは?
生活していくためのお金を稼ぐ手段であり、また、自己実現の場です。生活していくためのお金を稼ぐことはもちろん大切ですが、ただ単にそれだけではなく、自分が人生の中で取り組みたいと思っていることを実現させる場でもあると思います。

 

■A市の良いところ、悪いところ
良いところ→自然が豊か、防災に関する取り組みを重点的に行っている、土地区画整理事業に重点的に取り組んでいる。職員研修が充実している。
悪いところ→消防団員の数がA市とほぼ同じ人口数のB市の消防団員数に比べ2/3である。大規模地震が発生した際、市内の広域で液状化現象が発生する。

 

■今までの人生で1、2番目に嬉しかったこと
1 某県警察に内定をいただいたこと
2 高校生時代に柔道の市民大会で優勝したこと

 

■今までの人生で1、2番目に辛かったこと
1 被災地派遣に従事した際、現地で津波を被災した児童の遺品を拾得し、ご遺族に引き渡したとき、母親が目の前で泣き崩れたときのことです。
2 警察学校での研修期間

 

■上司と意見が合わないときはどうするか?
組織というのはまとめ役を中心に動いた方が機能すると思うので、仮に上司の方針に疑問を抱いたとしても上司の決定には従います。しかし、異常の度合いが過ぎる場合は先輩や他部署の方に相談します。

 

■逆に部下が言うことを聞かない場合はどうするか?
部下(後輩)の不満を聞き、話し合って、自分の意見と部下(後輩)の意見の良い点を探し、互いの意見を尊重した形にもっていきたいです。

 

■ストレス発散方法

サウナやランニングです。サウナでは1時間ほどかけてサウナ室と冷風呂の出入りを繰り返します。サウナ入室中に全身から発汗するのでとても気持ちが良いです。また、サウナに入った日は深い眠りにつけるので翌日の目覚めがとても気持ちがいいです。ランニングは自宅近くの遊歩道を約1時間、息が少し上がるくらいのゆっくりしたペースで走ります。走り終わった後は爽快感を感じられます。
番外編→友人との会食
互いの悩みや愚痴を聞くことでストレス発散につながります。

 

■市役所に入ってから入りたい部署はあるか?
①市政管理部 防災管理課 に入りたいです。
Q なぜ?
防災管理課では自然災害の発生に備え、地域防災計画の推進や、自主防災組織の管理、運営に関することを行っています。防災管理課で災害に強いまちづくりに取り組みたいです。
Q 具体的にやりたい仕事はある?
地域防災計画の推進、総合避難訓練に関する仕事などに興味があります。
Q 細かく言うと?
総合防災訓練で地域住民に、防災に対する正しい知識や技能の習得にあたってもらいたいです。
Q それはどうして?
自然災害が発生した際、人的被害を最小限にとどめるためには平素からの防災にたいする取り組みが重要であると考えているからです。

 

■他にやりたい仕事は?
②都市企画部 区画整理課 にも興味があります。
Q なぜ?
区画整理事業に参加し、住みやすい街づくりに参加したい。
Q 住みやすいまちとは?
区画整理がされており、日常的に使用する道路が整備されているところです。
Q 土地区画整理事業を実施することにより、どんないいことが?
定住人口増加のためには土地区画整理事業を実施する必要があると思いますし、防災面から考えても土地区画整理事業は必須です。
Qなぜ?
市民の方々に直接問いかけを行い、ゴミの減量意識の普及啓発活動に興味があります。現在、クリーンセンターやゴミ収集事業にかかる費用は年間XX円です。ゴミの減量は住民の財政面での負担の軽減につながると考えるからです。


■あなたはAは市の人間ではありません。そういった外からの人間を採用することで、何かAは市にとってメリットはありますか?
今後、Aは市を県外へ発信していくためには、外から見た視点が必要になると思います。私は市外からきた人間なので、外からの視点で物事にとりくむことができると思います。

  

 

以上、私が警察官からの転職時に考えたネタです。前述しましたが、LECの講師の方や就職コンサルの方にも見て頂いた内容ですので、おかしいとこは無いはずです。警察官からの転職活動をお考えの方の参考になれれば幸いです。

 

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

 

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