元警察官けいの記録簿

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【警察官からの転職】転職に失敗する人の特徴【7割が該当する!?】

皆さんこんにちは!
元警察官のけいです。

本日は、転職に失敗する人の7割に共通する意外な特徴について記事にしようと思います。

キャリアの多様化が進み、転職・複業(副業)・独立……と無数の選択肢が広がる現代。
いまの会社への不満、将来への不安などから転職を考えているものの、「どうすれば後悔の少ない道を選べるのか?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。実際、就職先・転職先が自分に合わず後悔している人が多いことは、さまざまなデータが提示しているということは、明白です。

これから転職をお考えの方にはしっかりと読んで、人生で幾度とあるわけではない、貴重な転職の機会を失敗しないでいただきたいです。

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〜〜目次〜〜

 


  

1,職業の後悔は人生の後悔

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「なんでもっといい仕事を探さなかったのだろう……」
「あんな職場はすぐに辞めるべきだった……」
どちらも転職に失敗した社会人が吐いた嘆きの声のようですが、実はこれらの言葉は、すべて100歳近い高齢者たちが漏らしたものです。2012年にコーネル大学が1500人の高齢者に「人生で最も後悔したことは?」と尋ねたところ、一番多かったのはキャリア選択への未練の言葉でした。
類似の研究は世界中で行われており、およそどの地域でも似たような結果が出ます。とくに日本の場合は「仕事を第一にしすぎた」や「働きすぎてプライベートをなくした」といった答えを返す人が多く、仕事と生き方が密接に結び付いた日本人の国民性がうかがえるでしょう。
そのほかにも「友人を大事にしなかった」や「時間を大切にしなかった」「自分の感情を偽って行動した」などの言葉が目につきましたが、いずれも仕事選びへの後悔の数には及びません。昇進に目がくらんで同僚から嫌われた、長時間労働で体を壊した、苦しい仕事から逃げてしまった……。 高齢者の多くは、人生の終盤になってもなお、自らのキャリア選択を悔み続けていたのです。

 

 

2,高齢世代だけではなく、現役世代でも同様に・・・? 

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当然ながら、現役世代においてもキャリア選びの悩みは尽きません。 36万5000人を対象にした厚生労働省の調査では、入社から3年以内に会社を辞めた人間の割合は大卒でも約30%超。これが前向きな離職なら問題はありませんが、属性別のデータを見ると「思っていた仕事と実際の内容が違う」が離職動機のトップに入っており、やはり適職選びに失敗したケースが多数を占めています。
さらに、欧米やアジア圏での約2万件の調査によれば、ヘッドハンティングによって他社の管理職や総合職に転じた採用者のうち4割は1年半以内にクビになるか、自分の適応性のなさに気づいて自らポストを辞していました。
なぜ私たちは、ここまでキャリア選びが苦手なのでしょうか? 
自分の将来を左右する一大事に対して、なぜ高い確率で誤った判断を下してしまうのでしょうか?

 

 

3,就職・転職の失敗の7割が「視野狭窄」にある!?

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その根本的な“原因”について考えるために、ハーバードビジネススクールが行った調査を見てみましょう。 この研究は、日本を含む世界40カ国のヘッドハンターや人事部門の責任者1000人超にインタビューを行ったものです。過去に携わった転職の実例をピックアップしたうえで、働く場所を変えたことによって以前と同じパフォーマンスを発揮できなくなったり、人生の満足度が下がってしまったりした人に共通する要素を抜き出しました。
要するに、いい仕事を見つけられずに後悔した人たちの共通項を調べたわけです。その結果を一言でまとめれば、次のようになります。

就職や転職の失敗は、約7割が「視野狭窄」によって引き起こされる

「視野狭窄」とは、物事の一面にしか注目できなくなり、その他の可能性をまったく考えられない状態を意味します。一例を挙げれば、調査の中で最も多かった失敗は「下調べをしっかりしなかった」というものでした。 普通に考えれば、キャリア選択の場面では徹底的なリサーチを行うのが当たり前の話。もし友人から「直感で転職先を選んだ」などと言われたら、誰もが「もっと下調べをしなさい」とアドバイスするでしょう。が、いざ自分のことになると、なぜか私たちは十分なリサーチを怠りやすくなります。 ヘッドハンターたちの証言によれば、転職先の企業に「業績はどのように査定していますか?」や「仕事の裁量権はどれぐらい確保されていますか?」といった質問をぶつけた人はかなりの少数派だったとか。 彼らが「もはや十分な情報を手に入れた」と判断したのか、はたまた「もう自分の進路は間違いない」と思い込んでしまったのかは定かではないものの、どうやら多くの人は、「適職選び」という人生の一大事においても、意外なほど広い視野を維持できない傾向があるようです。

 

4,他の視野狭窄のパターン

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ハーバードビジネススクールの研究チームは、ほかにも視野狭窄の定番パターンを3つ挙げています。

● お金に釣られる

給料アップにひかれて転職を決めて、それだけしか考えられなくなるケース。収入が増えたのはいいが、前職で培ったコネを失うパターンがよく見られる。

● 「逃げ」で職を決める

現在の仕事に不満が募り、「将来のために」ではなく逃避で職を転々とするケース。今の会社を改善する可能性には思いが至らないため、最終的に収入も下がることが多くなる。

● 自信がありすぎる、またはなさすぎる

自己評価がやたらと高いせいで「私はどのような会社でもやっていける」や「今の会社には問題がある」などと断定してしまい、実は自分のほうに問題がある可能性や現状のありがたみに思いが至らないケース。または、逆に自信がなさすぎるせいで、「あんな会社は自分に向かない」と決めつけて、よりよい可能性から自らを遠ざけるケースも定番。

 

5,1か0かの二択になっている

いずれのパターンにせよ、仕事探しの一部のポイントにしか目が向かず、さまざまな選択肢が頭から抜け落ちています。
脳内が1か0かの二択だけになり、もっといい可能性を考えられない状態です。 視野狭窄のせいで選択を間違える現象はあらゆるシチュエーションに存在し、この問題は、どれだけ頭がいい人でも避けられません。 オハイオ州立大学が一流企業で働くCEOやCOOを調べた研究では、彼らが行ったさまざまな選択を168件ほど集め、「新たなビジネスモデルを採用すべきかどうか?」や「他の企業から優秀な人材を引き抜くか?」といった意思決定が成功に終わったかどうかをチェックしました。 その結果は驚くべきものでした。意思決定の際に3つ以上の選択肢を吟味したビジネスパーソンは29%だけで、大抵は「優秀な人材を引き抜くか引き抜かないか」や「新たなデザインを採用するか採用しないか」といった二択でしか物事を考えていなかったのです。 当然、そんな雑な選択がうまくいくはずもありません。データによれば、二択だけで意思決定をした場合の失敗率は52%なのに対し、3つ以上の選択肢を用意した場合の失敗率は32%まで下がっています。
これらの調査から私たちが得られる教訓は、とてもシンプルです。 私たちは、仕事選びについてもっと徹底的に考え抜くべきである なんとも平凡な結論のようですが、すでに見たとおり、多くの人は職業選択の場面ですら驚くほど視野が狭くなります。逆に言えば、これから本書がお伝えしていく“科学的に正しい仕事選びの考え方”を実践さえすれば、「キャリア選択の失敗」の確率は確実に減らせるといえるでしょう。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!!

 

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