元警察官けいの警察官採用試験合格ブログ

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【高卒程度警察官採用試験必勝法】これから警察官を目指す中学生、高校生へ【予備校へ行かず独学で】

皆さんこんにちは!
元警察官のけいです。

最近中高生の方々から「将来警察官になりたいけど、どうすればいいのか?」というご相談を頂きます。
ありがとうございます!!Twitter、ブログ、Youtubeやっている身としては、こういったご意見嬉しいです!!

そこで、高校3年生の秋に行われる、警察官採用試験(高卒程度)に現役で合格するための必勝法を記事にしようと思います。

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〜〜目次〜〜

 

1,警察官採用試験(高卒程度)について

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警察官採用試験の詳細について、実務教育出版がまとめたものを引用させて頂きます。

 

 ●警察官[高卒・短大卒程度] 2019年度

■ 警察官(男性)[高卒・短大卒程度]試験について
警察官(男性)の採用試験は、都道府県(東京都は警視庁)ごとに、大卒程度(A区分あるいは警察官Aと称する場合もあります)と高卒程度(同様に、B区分あるいは警察官B)に分けて実施されています。受験資格の学歴要件として、多くの場合、警察官Aが「大学(短大を除く)卒業者および卒業見込者」、警察官Bが「大学(短大を除く)卒業者および卒業見込者は不可」とされていますので、短大卒(見込)者は警察官Bを受験することになります。(警視庁・埼玉県は、短大卒程度の試験区分(2類)も設けていますが、警視庁の2類試験は27年度以降実施されていません)。 また、複数の都道府県がまとまって行う「共同試験」という制度があります。受験者は共同試験に参加している他の都道府県を、第1もしくは第2志望として選んで受験することができます。第1志望の都道府県で1次不合格になった場合に、成績次第で第2志望の都道府県で合格することも可能です。「共同試験」を実施する自治体は、年度により若干異なりますので、各自治体または警察ホームページ、受験案内等で確認しましょう。 ここでは「高卒・短大卒程度試験」について説明します。

■ 警察官(女性)[高卒・短大卒程度]試験について
警察官(男性)と同様に、都道府県(東京都は警視庁)ごとに、大卒程度(A区分あるいは警察官Aと称する場合もあります)と高卒程度(同様に、B区分あるいは警察官B)に分けて実施されています。受験資格の学歴要件として、多くの場合、警察官Aが「大学(短大を除く)卒業者および卒業見込者」、警察官Bが「大学(短大を除く)卒業者および卒業見込者は不可」とされていますので、短大卒(見込)者は警察官Bを受験することになります。(警視庁・埼玉県は、短大卒程度の試験区分(2類)も設けていますが、警視庁の2類試験は27年度以降実施されていません)。 また、複数の都道府県がまとまって行う「共同試験」という制度はありません。

■ 受験資格
自治体によって異なりますが、受験年齢下限は18歳、上限は28~35歳(受験年度の4月1日現在)とされています。また、「大学(短大を除く)卒業者および卒業見込者は不可」または「高卒(見込)者」という学歴要件が設けられています。1年に複数回試験を行う自治体では、採用時期の関係で、試験によって高卒見込者が受験できない場合や高卒見込者のみが受験できる場合もあります。 この他に職務の特性から身体基準が設けられています。

■ 試験日程 ※2019年度
自治体によって、採用試験の時期や回数は異なります。1年に1回という自治体が多いですが、約3割の自治体で採用時期を分けて1年に2、3回実施しています。2019年度の主な一次試験日は、5/12(日)、9/22(日)、10/20(日)で、警視庁は、9/8(日)、2020/1/12(日)に実施されます。 これ以外の日程に実施する自治体もありますので、各自治体または警察ホームページで確認しましょう。

■ 試験内容(自治体ごとに異なります)
1) 教養試験[択一式、50問、120~150分] ※国語の問題は例年3題出題されます。社会科系科目のウエートも例年高い。文章理解では英文、古文も例年出題。 

2) 作文試験[600~800字、60分が主流] ※1次試験で課すところがほとんどで、課題は警察官に関するものが多くなっています。
3) 適性検査[性格検査] ※募集要項に「適性試験」と書かれていても、実際クレぺリン検査やさまざまな質問に「はい・いいえ」で答えていくY-G検査といった性格検査がほとんどです。
4) 面接試験(人物試験、口述試験) ※個別面接が中心ですが、自治体によっては「集団面接」「集団討論」も実施するところもあります。「警察官として大事なものは何か」など、警察官ならではの質問がよくなされるようです。
5) 身体検査 ※身体基準についての測定、関節や五指の機能の検査。ほかに精密検査等。
6) 体力検査 ※上体起こし、体前屈、垂直跳び、腕立て伏せ、反復横跳び、握力、立ち幅跳び、20mシャトルラン、時間往復走、バーピーテストなどの中から3~7種目実施。
7) その他 ※漢字の読み書き能力をみる国語(漢字)試験を実施するところもあります。また、術科(柔道、剣道)や英語などの資格やスコア所有者に対して、一定点を加点する「資格(段位、実技、特技等)加点」を導入している自治体もあります。

 

 

引用元:実務教育出版

https://www.jitsumu.co.jp/gokaku_navi/guide/kei_syou_k/

 

 

 

2,筆記試験対策について

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警察官採用試験は都道府県によって行われる内容が若干ですが異なります。

しかし、どの都道府県も一次試験に筆記試験を課していることに変わりはありません。

警察官採用試験の対策のために大半の時間を費やすのが、この筆記試験対策になると言っても間違いはないと思います。

その一次試験(筆記試験)についてこれからお話ししようと思います。

(1)出題内容について

以下は平成30年度警察官採用試験(高卒程度)の科目別出題数についてです。

平成30年度警察官採用試験(高卒程度)科目別出題数

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引用元:実務教育出版
https://www.jitsumu.co.jp/gokaku_navi/guide/kei_syou_k/


出題科目を見てみると、大きく分けて一般知識と一般知能に分けられます。

一般知識とは高校でも勉強する科目がほとんどです。
もちろん、文系理系選択で勉強しないことになる科目もあると思いますが。

対して一般知能の中でも、判断推理、数的推理、資料解釈というのは初めて耳にされる方も多いのではないかと思います。
この判断推理、数的推理、資料解釈というのは公務員試験独特の出題科目(警察官採用試験だけでなく、消防官、市役所、県庁などでも出題されています。)で、中学や高校では扱うことが無く、勉強に苦戦する受験生も多いです。
この判断推理、数的推理、資料解釈の3つをあわせて数的処理という表現をつかう場合もあります。数的処理と数的推理、紛らわしいですね(笑)

一般知能の中の文章理解については、問題をご覧頂ければわかるかと思いますが、高校の読解問題(現代文、古文、英文)に似た出題がされています。

 

(2)どのように警察官採用試験の受験勉強を行うか?【オススメ問題集はコレ】

警察官採用試験の対策を進めていくにあたって、高校の勉強も警察官採用試験に関係していくので、ないがしろにしていては、高得点には結びつかないということです。

一般知識分野の勉強は学校の授業と並行してすすめ、一般知能分野の勉強は自分で行っていく必要があります。

受験勉強を始める時期についてですが、私がオススメしているのは、高校入学と同時に警察官採用試験の問題集を購入し、どういった問題が出題されているのか、出題レベルはどの程度か、を自分で見ておく必要があります。

そうすれば、高校の勉強にも自然と身が入ると思います。数年後に受験する警察官採用試験に関係する勉強であれば、勉強にも身が入りますよね?
特に一般知識の出題内容は、高校の授業で扱うところが多くありますので。

ですので、高校入学と同時に警察官採用試験の問題集を購入し、ご自分でどういった問題が出題されているのか、目を通しておきましょう。

 

◆オススメの警察官採用試験の問題集はこちらです。

 

 

この2冊は私も買ってみましたが、どちらも警察官採用試験のことをわかりやすく説明していますし、過去にどういった問題が出題されたのか、出題傾向を分析することができるとおもいます。


で、多くの受験生が苦しむ、数的処理!!
こちらは高校2年生の4月頃から勉強を始めれば十分すぎるくらい間に合うと思います。
数的処理の問題集を購入し、問題演習をすすめていきましょう。
できれば、一日一問のペースで問題演習を行い、ちょっとずつでも良いので問題を解いていく習慣を身につけていきましょう。

◆オススメの数的処理の問題集はこちらです 

 

 

この2冊は私もお世話になりました。
数的処理はなかなかとっつきにくい科目だとは思いますが、畑中敦子氏が出される数的処理対策の本はなかなかわかりやすく説明されています。

数的処理はとにかく何回も何回も問題を解き、頭に解き方を徹底的に覚えさせることが大切です。

 

3,体力試験にむけて

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どういった体力試験が行われるのか、どういった対策が必要か、順に見ていきましょう。

 

(1)体力試験の内容は?

ご存知のとおり、警察官採用試験の2次試験においては、体力試験があります。

そのため、日頃から身体を鍛えておきましょう!!

といっても、高校で運動部に所属している方は、学校の部活に参加していれば、十分体力試験の基準を満たすことができます。

意外かもしれませんが、警察官採用試験の段階では、体力的には平均レベルであっても十分通ります。

きついのは、警察学校の訓練や、機動隊の訓練です。機動隊の訓練はマジできつかったです・・・。

どのような体力試験が行われるか、参考に香川県警の公開されている試験内容を見てみましょう。香川県警の体力試験では反復横跳び、20mシャトルラン、握力、腕立て伏せ、上体起こしが行われています。

『警察官採用試験 体力試験』で検索した時に、一発目に出てきたので、香川県警の体力試験を例に出して説明しましたが、全国的に似たような体力試験が行われています。ご自分の受験先の体力試験ではどういったことが出題されるか、調べておきましょう。

   

(2)運動部に所属していない人は?【このトレーニングを行え!!】

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私自身の経験からすると、体力は試験直前になってから取り組んだところで、急に伸びるということは無いので、もし運動部に所属していない方が受験されるのであれば、高校入学から、体力向上のためにご自宅でトレーニングを始めたほうが良いと思います。

◆トレーニングメニュー
準備運動、ストレッチ
ランニング・・・20〜30分ほど
腕立て伏せ・・・10〜40回を3セット
上体起こし・・・10〜40回を3セット
背筋   ・・・10〜30回を3セット
スクワット・・・20〜60回を3セット
ストレッチ


最初は、身体に無理の無い範囲で始めて、徐々に回数を増やしていきましょう。

最初に準備運動、ストレッチを行います。
ランニングを行い、腕立て伏せ、上体起こし、背筋、スクワットを通して1セット行い、2〜3分ほど休み、2セットめ、そして3セットめを行いましょう。
最後にまたストレッチ。


このメニューを週に2〜3回、高校入学から開始すれば、高校3年生の秋頃には、警察官採用試験の体力試験に十分合格できる体力をつけることができます。

最初はこのメニューをこなすことができずに絶望するかもしれませんが、できる範囲でOKです。ちょっとずつでも良いので繰り返し行っていきましょう。
日々の積み重ねがとても大切です。

回数に幅があるのは、体力的にきつい人は少なめの回数で行い、余裕がある人は多めの回数で行っていきましょう。
上記トレーニングメニューの回数でも全然余裕である人は、もっと回数を増やしてもかまいません。

女性の受験生から多く寄せられるご意見で、「腕立て伏せができない」というものがあります。そういった場合は、膝をつけた状態で腕立て伏せを行ってみましょう。膝をつけた状態で腕立て伏せを行えば、少しは負荷が軽減されるはずです。

トレーニングを行う際には、怪我や事故には十分気をつけて行いましょう!!

 

 

4,やっておいたほうがいいこと

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警察官採用試験に向けてやっておいた方がいいことをご紹介します。

やっておけば、受験時に困ることもないことばかりです。

 

(1)部活動

警察官採用試験の受験申込書の記入欄、面接カードに『クラブ活動』という蘭があります。高校での部活動参加や、地域のクラブ活動参加を記入することになります。

部活動に参加するかどうかは、個人の自由なので、私は強制はしませんが、部活動には参加しておいた方が良いです。

面接ではかなりの高確率で部活動のことについて聞かれます。で、部活動に参加していない場合は、聞かれます。「どうして部活動には参加していなかったのですか?」と。

なぜでしょうか??

それは、面接官にとっては、「この受験生は他の仲間とうまくやれなかったから部活動に参加していないのではないか?集団行動、協調性は大丈夫か?警察学校で他の同期生とうまくやれるだろうか?」と考えるからです。

警察学校は集団行動です。全寮制です。今まで生まれ育った環境が全く違う人間が24時間、寝食をともにするわけです。

そりゃうまく行かないときも出てきます。で、同期生とうまくいかずに退職となりかねません。

そういったことを防ぐために、集団行動が問題なくできるかを部活動に参加しているかどうかで見ているというわけです。

運動部が望ましいですが、文化部でもOKです。ただし、体力トレーニングは行ってくださいね。

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(2)ボランティア活動

これまた受験願書や面接カードに記入欄を設けているところが多いです。

継続してボランティア活動に参加するのが望ましいですが、部活動やアルバイトなどで継続して参加するのが難しい場合でも、夏休みなどを利用して必ずボランティア活動に取り組んでおきましょう。

なぜかと言いますと、警察官は国民に奉仕する仕事です。
ボランティアも人に奉仕することです。人のためになることを無償で行うのがボランティアです。
ボランティアを一回も行ったことがない人が、警察官採用試験の面接で「警察官になって国民に奉仕します。」「人のために働きたいです。」といきなり言っても説得力無いですよね。

かなり重要なので、必ずボランティア活動には参加しておいてください。面接の時に困ることになりますよ!

 

5,学校の先生にお願いしろ!!

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警察官採用試験予備校に通う人であれば、勉強でわからないこと、受験願書の書き方、面接対策は予備校の講師の方に相談すれば良いと思います。

しかし、警察官採用試験受験生の全てが予備校に通うかと言ったら、そうではないと思います。

経済的理由、予備校まで遠くて通えない、等の理由がそれぞれあると思います。

そういった予備校に通えない人が警察官採用試験に合格するためにはどうすべきか??

それは、学校の先生に勉強でわからないことを質問してください。

もちろん、先生からは予備校に通うことをすすめられると思います。その方が先生としても安心だから。

でも、予備校には通えないと伝え、勉強の面倒を見てもらいましょうw

実際、警察官採用試験の筆記試験、一般知識の分野は高校の授業科目であることが多いです。ですので、勉強で行き詰まったら先生に相談すれば、力になってくれると思います。

1年生の進路相談の段階で、学校の先生に警察官採用試験の受験を考えていると伝えたほうが、なにかとスムーズにすすむと思います。

   

6,さいごに

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警察官採用試験の受験勉強は、筆記試験だけでなく、体力試験、小論文、面接など、色々と対策をしなければいけないことがあります。

正直な所、予備校に通ったほうが警察官採用試験に特化したサポートを受けることができますし、合格への近道なのは間違いありません。

しかし、だからといって、予備校に通わないと警察官になれないのかというと、そうではありません。

予備校に通わずとも合格した人はいくらでもいます。ちゃんと正しい努力をすれば、予備校に通わずとも、警察官になれます。

諦めずに、警察官になる夢をつかみましょう!!

 

 

◆受験に関して困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。

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