皆さん、こんにちは。
今日は日本人の寿命に関してとある記事を見つけましたので、警察官という観点から考えるとどうなのかな?ってことでひとつお話ししようと思います。
東洋経済オンラインさんが、日本人がやりがちな「寿命を縮める」3大悪習慣ということで記事を出されていました。
その記事の中で私が気になったのが「2007年の日本における危険因子に関連する非感染性疾患と外因による死亡数」という報告です。
こちらの報告によると、原因別に最も健康に悪いのは「喫煙」「高血圧」「運動不足」「高血糖」「塩分の高摂取」「アルコール摂取」であるという報告があがっているわけです。
これね、けっこう警察官当てはまりますよ。順に見ていきましょう。
「喫煙」
以前と比べたら喫煙者の数は減ってきました。JTが行った「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は27.8%でした。
これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、約50年間で56ポイント減少したことになります。 年代別にみると、急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は21.3%ですが、30歳代から50歳代はまだ35%前後を推移しており、一番高い年代は40歳代で35.5%でした。
成人男性の喫煙率は、減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり、約1400万人が喫煙していると推定されます。しかし、世界的に見て日本はまだまだ喫煙者の割合が高いです。
警察官ていうと喫煙者の割合が高いイメージがありませんか?しっかりと統計とったわけではありませんが、そういうイメージだと思います。私も警察官時代喫煙していましたし、喫煙者は多かったです。
喫煙はまさに百害あって一利なし!を地でいっています。喫煙が原因でおこるものとしては、悪性新生物(癌)、脳卒中、虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病、妊娠周産期の異常(早産、低出生体重児、死産、乳児死亡など)、歯周病などがあります。
まぁ、説明せずとも健康に悪いというのは今日び誰でも知っていますよね。
「高血圧」「高血糖」「塩分の高摂取」
これは色々と原因がありますが、食生活に由来するものが多いと思います。しょっぱいもの、甘いもの、ご飯、美味しいですよね。ついつい食べ過ぎちゃいますよね。私も味の濃いとんこつラーメンが大好きですw 二郎系ラーメンは最高ですよねw
警察官て休憩時間がしっかりと確保されているわけではありません。当たり前ですが、交通事故があったらすぐに対応に行かなければなりません。被害が発生したら現場へおもむく、これが警察官の仕事です。いつ何があるかわからない。
だからこそ、食事はちょっとでも時間があるときに食べておくという警察官が多いと思います。私も警察官時代そうでした。お腹がすいたらここぞという時に集中力が出ない、体力が発揮されない、となってしまいますからね。これではいけません。
ですので、時間があるときに、手っ取り早く食事をすませる、というふうになるのは仕方がないかなと思います。
で、ここからばとても大事なんですが、どういったものを食べるか?ということなんです。
時間がないから手っ取り早く食べられるものを食べる、食べてる間に事件、事故があってもすぐに出れるようにしておく、ということを第一に私は食事を選んでいました。まぁ、私だけでなく、当時の同僚はそういった方々が多かったです。
となるとどういうものかと言いますと、コンビニやスーパーの弁当だったり、惣菜パンや菓子パンが多かったです。既婚者の方々は奥さんがつくった弁当が多かったです。
コンビニやスーパーの弁当は高カロリー、高脂質、濃い味付けのものが多い感じがします。惣菜パン、菓子パンは、糖質けっこう高いですからね。要注意です。
たとえ自分でつくったお弁当であっても、味付けの濃いものであったり、油ものが多いと、健康に良くないです。塩分高めですと、高血圧。油ものが多いと、高脂血症につながりかねません。
どういったものを摂るか、しっかりと考えて食生活をつくらないと、寿命が縮まります。
「運動不足」
警察官て若いうちは警察学校や機動隊で鍛えているイメージが強いと思います。ですが、それはあくまでも20代や30代前半ぐらいまでのイメージだと思います。
30代後半以降になってくるとなかなか身体を動かす機会がないです。意識的に運動習慣をつくっていかないと全然運動しなくなってしまいます。
その結果がメタボ警察官の出来上がりです。メタボ警察官についてはまた改めて動画をとろうと思います。警察官て日本人の平均よりもメタボな割合が高いんですよ。これはしっかりと統計がとられていますので、間違いありません。
メタボは間違いなく寿命に影響します。早死します。運動不足だけがメタボの原因ではありません。食生活も大いに関係してきますけどね。しっかりと運動習慣を身につけましょう。
「アルコール摂取」
警察官ていえば飲み会のイメージありませんか?
日本人は昔に比べたら飲酒する機会は減ってきたと言われていますが、それでも警察官て酒飲みのイメージがあると思います。
実際私も警察官当時飲み会は多かったですし、寮や自宅で飲酒する警察官は多かったですね。
アルコールも少しであれば全然問題無いんですが、長期にわたり大量の飲酒をすると、肝臓でアルコールが代謝される際に中性脂肪が蓄積し、脂肪肝や肝硬変などの肝臓障害が引き起こされます。
また、糖尿病やすい炎などのすい臓の障害のほか、消化管、循環器系、脳、末梢神経障害など、全身の臓器におよび、障害が現れます。
本日は警察官の寿命が短くなり原因についてお話ししました。これから警察官を目指される方は本日お話ししたことを頭の片隅にでも入れておいて頂きたいなと思います。
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