皆さんこんにちは!
元警察官のけーです。
本日は、ちょっとショッキングな内容も含まれているかもしれません。東日本大震災の被害に遭われた方は、もしかしたら当時のことを思い出してしまうかもしれません。ご了承の上、ご覧ください。
2011年3月11日
その日私は休日でした。
いつもどおりの休日でした。
機動隊の寮の自室で、ボーッとWebをしながら、テレビのニュースを見ていました。
揺れました!!
私が住んでいるところは、東北では無いんですが、このときは揺れました。急いで部屋を出ました。後輩隊員と鉢合わせました。
「今揺れたよな!?」
「はいっ!けっこうでかかったですよね?」
「テレビつけよう。そして、1階で待機だ!!他の人にも伝えて!」
「わかりました!!」
このときのことを今でも覚えています。
しばらくすると、警察本部から連絡があり、その時寮にいた機動隊員が全員待機というカタチになりました。何人かは被災地支援ということで出動していきました。広域緊急救助隊という部隊の隊員はソッコーで出ていきました。広域緊急救助隊は、自分のところの都道府県内だけでなく、遠く離れた地域で災害が発生した際にも駆けつける部隊です。文字通り、広域緊急救助隊。
※画像はネットで拾ったものです。これが広域緊急救助隊。災害支援派遣を専門にしている部隊です。
私が所属していた部隊は災害派遣を専門にしている部隊では無かったので、3月11日は結局出動はかからず、車両整備や備品の再確認をしておりました。
で、気になる方は気になるかもしれないんですが、これ、3月11日は休日でした。しかし結局機動隊の庁舎へ行って、色々と準備をしておりました。これ、立派な仕事ですよね??でも、当然ながら出勤とはみなされません。休日に仕事をするわけです。こういう世界なんです。もちろん出動した広域緊急救助隊の方々は出勤扱いです。たまに警察を「公務員だから残業代全部出るでしょ??」みたいなこと言ってくる人がいますが、違います!!残業代は全部は出ません!!というか、今の時代、市役所、県庁でも、全部が全部残業代出るかと言うと、そうではないですよね??未だに公務員信仰が根強く残っている日本の老人たちは大丈夫なんでしょうか??思考停止ですね。。。。
話がそれました、すみません。
私が所属する部隊が初めて東北へ派遣されたのは、3月中旬でした。先発部隊が帰ってきて、ちょうど入れ違いで第二弾ということで東北へ派遣されました。
東北出発まで、私はインターネットで情報収集をしておりました。今の時代、Twitterなどの力はすごく、色々な情報いを入手することができます。現地の悲惨な状態、助かった方々の大変な生活、、、。当時、被災地の現状を想像しただけで、胸が締め付けられる思いをしたのを、今でも覚えています。
実際に東北へ行ってみると、想像以上に衝撃を受けました。
◆続編です。