皆さんこんにちは!
元警察官のけーです。
今回は、若手警察官の恐怖事案でもある、初めての異動についてお話しようと思います。機動隊に行きたくないという異動の希望?そんなもん、とおるはずありませんww 日本全国の機動隊員は、嫌だけど仕方がなく、機動隊へ異動していってるのがほとんどです。
◆前回の記事です。
地域課勤務員時代、なんとなぁ~く、「このまま警察官として仕事をしていていいのかなぁ~」なんて平和に仕事をしていましたが、そんな私にも転機が訪れます。
若手警察官の多くが通る道、登竜門といいますか・・・。
人事異動なのであります。
警察官として採用された最初の数年は人事異動の対象ではありません。初めての人事異動がかかるタイミングは、警察組織によって異なると思いますが、私がいた警察組織では、採用されてからおおむね3年で、初めての異動がかかりました。
で、若手警察官にとっては、この異動というのは、恐怖なのであります。なぜかといいますと、機動隊へ異動するおそれがあるからなんですwww
※画像は岐阜県警察機動隊です。私じゃありません。ネットからひろってきたものです。
機動隊はホントに嫌なところです。現職警察官の方々で、機動隊経験者の多くが「いい思い出はひとつもない」「毎日が本当に嫌だった」「機動隊が嫌だったから、昇任試験に頑張って合格し、異動できた」多くの方がこういいます。
劣悪な環境なんですwwww
なぜ皆が嫌がるのかと言うと、それは間違いなく、昔ながらの超超体育会系気質な集団なわけですwwww 下っ端の隊員は先輩の言うことは絶対服従なのでありますwww もちろん年齢なんか関係ありませんwww 年下であっても、先輩は神様なんですwwwwさすがに最近はここまで厳しくないと思いますが、それでもやはり上下関係が厳しく、上の言うことは絶対な世界なんです。
全ての仕事の準備や雑務を下っ端の、1年目隊員が行わなければなりません。これは本当に仕事量が多くて大変でした。2年目隊員は1年目隊員の監視をしていて、すぐに罵声や拳が飛んできますwww 3年目以降になると、ほぼ何もしなくていいんですwww まぁ、3年目以降は楽になりますが、こういう環境に嫌気がさして、皆勉強を必死にして昇任して、機動隊から異動して出ていくんだそうです。サボりぐせのある人間にとっては、機動隊というのは天国ですが、ふつーの人は「このままダラダラすごしていいのだろうか」と、昇任試験に必死に取り組んだり、上司に異動希望を出して、刑事や生活安全、交通へ異動することになるんだそうです。
で、単純に訓練が厳しい、仕事がキツイだとかそういったのが大変だというだけではないんです。機動隊が大変なのは、1年目隊員はとにかく怒られっぱなしなんです。何をしても怒鳴られる。何をしてもダメ出しされる。よくテレビや映画である励ますシーンなんてものはありませんwww そういうところなんです。
そういった環境で耐えられるかという話なんですwwww 私も辛いなぁ~と思ってましたが、途中から、毎回怒られるから「どうにもならないことは、どうにもならない!!」と開き直って、怒鳴られるのを毎回直立不動で聞いてましたwwww だって、本当にどうにもならないことでも怒鳴られるんだもんwww 無理ゲーってやつです。
そして、先輩の靴磨き、出動服の準備や手入れなど、先輩方のお世話にやらせていただかないといけないのですwww そう、お世話をさせて頂くんですwww やってあげるのではないですよwww ここ、間違えると大変ですwwww
先輩の出動服をアイロンがけする時に、
私「先輩の出動服をアイロンがけさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか。」
と言うわけですwwww
で、独身者は強制的に寮生活なので、仕事を終えて寮に戻ってからも気が休まらないのですww そして、休日も無いようなものです。休日は先輩らに遊びに連れ回され、プライベートな時間なんて全くありません。まぁ、寮生活というのはそういうものですからね。仕事よりもこういった面で大変だと感じる人も多いのではないかな。
こんな感じです、機動隊というのは。そりゃ皆嫌がるわwww
※画像は警視庁機動隊です。私じゃありません。ネットからひろってきたものです。
私が機動隊でどういった部署に所属して、どのような仕事をしていたのかは、詳しくは伏せておきます。私を特定されても嫌ですからねwww
日々、訓練や領事館警戒、街頭警ら、公安のお手伝いなどなど、色々やっておりました。
機動隊は1年目隊員のころは毎日が大変で、最初のころは「なんて言って辞めようか」毎日このことばかり考えていましたwww もう毎日が憂鬱で憂鬱でwwww
何年か経ち、機動隊での生活にも慣れ、それなりに充実した日々をすごしていたときでした。日本を騒がせる大事件がおきます。
忘れもしない、東日本大震災です。