皆さんこんにちは!
元警察官の宮城慶次です。
Twitterでよくご質問頂く内容に、『警察官になったらSNSはできないの?』というのがあります。
けっこうな頻度でこの質問を頂きますので、警察官のSNS事情について記事にしようと思います。
【2023年11月4日再編集】
〜〜目次〜〜
1,そもそも、なぜ警察官はSNSを使ってはダメなの?
なぜ、警察官はSNSを使ってはいけないのか?
厳密にいうと、SNSを使ってはいけないのではありません。
幹部たちが不祥事防止のために、若手警察官にSNSを使わせたくないんです。
そのため、若手警察官に対しSNS禁止を言う幹部もいたり、警察官採用試験の時にSNSの利用状況を聞いたりするんです。
では、過去におこったSNSが関係した警察官の不祥事をご紹介します。
2,過去にあった、警察官がSNSやアプリを利用したことによりおこった不祥事
警察官は日本全国たくさんいます。
たくさんいれば、不祥事をおこす警察官もいますwww
SNSを使って不祥事をおこした事件をみていきましょう。
(1)留置中の暴力団組員の情報をSNSで漏洩してしまう
「本日釈放となります」留置中の組員情報をSNSで漏洩、広島県警警部補を書類送検
広島県警は3日、会員制交流サイト(SNS)で暴力団組員に捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法違反の疑いで男性警部補(51)を書類送検し、減給の懲戒処分とした。警部補は同日付で退職した。
書類送検容疑は、警察署の留置担当官だった平成26年7~8月、携帯電話でSNSを利用し、県内で活動する40代の暴力団組員に「本日なにもなしで、釈放となります」などとメッセージを送り、留置中だった複数の組員の処分に関する情報を漏えいした疑い。
県警によると、警部補は25年、警察署に留置されていた40代の組員と知り合った。
県警の松田浩首席監察官は「暴力団と対峙すべき立場にある警察官としてあるまじき行為で、県民におわびする。今後、職員に対する指導を徹底し、信頼回復に努める」とするコメントを発表した。
引用元の記事はこちらから〜〜
https://www.sankei.com/west/news/170203/wst1702030044-n1.html
(2)女性警察官がスマホアプリで複数男性と不適切交際
山口20代女性巡査がアプリで複数男性と不適切交際
山口県警山陽小野田署の20代の女性巡査が、出会い系アプリを利用して複数の男性と不適切に交際したとして、同県警が1日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を科し、当該女性巡査が同日に依願退職していたことが17日、分かった。
山口県警によると、女性巡査は18年5月から8月にかけて、スマートフォンの出会い系アプリを利用して複数の男性と知り合い、交際していたという。金銭の提示もしていたという。同巡査が2月に署に相談して発覚したもので「申し訳なかった」と反省していたという。同県警は私行上の事案については免職、停職のみ発表という指針に従って、公表していなかった。
山口県警では、下関署の女性巡査が18年9月から11月にかけて、福岡県内の派遣型風俗店に勤務して約8万円の報酬を得ていたとして、同12月18日付で減給10分の1、1カ月の懲戒処分を受け、依願退職した不祥事があったばかりだ。
相次ぐ女性警察官の不祥事に、山口県警の関係者は「うちとしても、まことに遺憾。引き続き、全職員に倫理教養、心情把握、指導を徹底し、再発防止に努めたい」とコメントした。4月1日付で、当該女性巡査が依願退職後、職員への指導を徹底しているとした。
引用元はこちらから〜〜
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201904170000275.html
(3)SNSを通じて知り合った中学生に児童買春
巡査部長を逮捕 中学生に児童買春容疑
中学生の少女にみだらな行為をしたとして、鹿児島県警は26日、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で県警霧島署地域課の巡査部長、大久保雄祐容疑者(30)=同県姶良市東餠田=を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は昨年12月14日、18歳未満と知りながら、同県内の中学生の少女に現金を渡す約束をして、みだらな行為をした疑い。
県警監察課によると、同容疑者と少女はインターネット交流サイト(SNS)を通じて知り合ったという。サイバー補導した少女の供述などから発覚した。
同容疑者は県警の拳銃特別訓練員に指定されており、昨年の国体にライフル射撃競技で出場していた。
満留武三首席監察官の話 事実関係を調査の上厳正に対処し、再発防止と信頼回復に努める。
引用元はこちらから〜〜
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022601144&g=soc
(4)SNSで捜査情報送信 三重県警、40代警部補を所属長注意
会員制交流サイト(SNS)による情報共有が禁止されている捜査情報を、自分のスマートフォンからSNSを使ってほかの警察官に送信したとして、三重県警が、警察署に勤務する40代の警部補を所属長注意としていたことが、県警警務課への取材で分かった。18日付。関係者からの申し出で発覚した。 警部補は「大変あさはかなことをした」と反省しているという。 県警は「職員に対する指導を徹底し、再発防止に努めていく」とコメントした。
引用元はこちらから~~
3,警察官採用試験受験生はどうすればいいの?
警察官採用試験の面接試験では、SNSの利用状況について聞かれることがあるようです。
「こいつはSNSを使って、不祥事を起こしそうか?」を面接官は気にしているんだと思います。
もちろん、SNSが悪いわけではありませんが、警察幹部の方々は頭の硬い、古い考え方の方々ばかりですから、警察官が不祥事をおこすのはSNSが原因だ!というめちゃくちゃ短絡的な考え方を持っているんですwww
びっくりしますよねwww でも、これから警察の実態です。
では、警察官採用試験受験生はどうすればいいのか?
答えは、「LINEは友人との連絡手段として使っていますが、投稿はしていません。」と答えるのがベストアンサーであると思います。
今の時代、SNSを全く使っていない人もいるかもしれませんが、逆にそれでは面接官に「この受験生は面接対策として嘘を言っているのではないか?」と疑われることも考えられます。
深く突っ込まれたら嘘がバレそうですからね。ちょっと危険かなぁと思います。
それだったら、「LINEを連絡手段に使っていますが、投稿はしていません。」と答えた方が現実的なかなぁと思います。
不祥事の多くは、SNS投稿によるものが多いので、『SNS投稿はしていません』とアピールすることが大切です。
もし、「本当にSNS投稿していないの?」みたいに面接で突っ込まれたら、「下手に自分の情報をネットに流すと後々どうなるのかわからないのでやっていません。」と答えるのが模範的な答えですw
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