皆さんこんにちは!
元警察官のけいです。
警察官採用試験では、ノー勉(全く筆記試験の勉強をしていない人)でも内定をとる人がいます。
私が警察官時代にも、ノー勉で警察官になったという人が何人もいました。
もちろん、採用試験自体はノー勉ですが、警察官に採用された後はしっかりと勉強して仕事バリバリでしたがwww
では、どんな人が警察官採用試験にノー勉で望むのかと言うと、民間組です。
本日は、民間組がノー勉でも警察官採用試験に合格する理由について記事にしようと思います。
警察官採用試験を受験される方々はご存知だと思いますが、警察官採用試験には、一次試験、二次試験と段階をふんで試験が実施されています。
一次試験は筆記試験や論文試験、二次試験では面接や集団討論などが行われます。
警察官採用試験の最終的な合格は、一次試験、二次試験の点数によって、合否がわかれることになります。
以下は私が調べた、各都道府県の点数配分です。
◆広島県警
一次教養試験 70点
論作文 30点
体力試験 40点
面接 80点
◆青森県警
一次教養試験 80点
論作文 40点
集団面接 75点
個別面接 100点
体力検査 40点
◆千葉県警
一次教養試験 100点
論作文 100点
面接 300点
◆和歌山県警
一次教養試験 500点
面接 600点
体力試験 200点
論作文 200点
面接 1200点
◆石川県警
一次教養試験 100点
論作文 100点
体力試験 80点
面接 1200点
◆鳥取県警
一次教養試験 150点
論作文 200点
面接 500点
( 引用させていただきました。)
各県警をご覧になっていかがでしょうか。
なにかお気づきの点はありませんか?
そう!!
面接の点数配分がとても大きいんです。
石川県警なんて筆記試験が100点なのに対し、面接試験は1200点!!
なにそれ!?って感じですw
もちろん、一次試験の筆記試験の点数配分が大きいという県もありますが、それでも決して面接の点数配分が低いというところはないと思います。
ということは、一次試験の点数がたとえギリギリだとしても、面接で充分に取り返すことが可能であるということです。
警察官採用試験の一次試験は筆記試験、選択式の筆記試験ですので、もし正答を導くことができなかったとしても、マグレあたりというのがあります。
もちろん、全てが勘であっては一次試験を突破することは困難であると思いますが(笑)
その結果、一次試験を突破し、面接で高得点を叩き出せれば、内定につながるというのが警察官採用試験です。
で、なぜ『民間組』がノー勉で警察官採用試験に合格できるのかというと、民間組は警察官採用試験の二次試験が行われる6〜7月までに、すでに何回も面接をうけていて、面接の経験値が警察官採用試験一本の受験生と全然違うというところにあります。
民間企業の就職活動は春頃にピークを迎え、何回も何回も面接を受けまくっていると思います。
警察官採用試験の二次試験が行われる6〜7月頃には、すでに面接の百戦錬磨と化しているわけです。
対して、就職活動が警察官採用試験のみという方は民間企業を受験していませんので、面接での経験値がゼロで面接に臨むわけです。
そりゃ、いくら一次試験の結果が良くても、もともとの点数配分の関係で、二次試験で高得点を上げた人には勝てませんよねwww
こういった理由で民間組が、一次試験を運良くノー勉で突破し、6〜7月頃までに培われた面接力によって二次試験で高得点を叩き出し、結果として内定ゲット!!となるわけです。
警察官採用試験が大本命の受験生の皆さん、本命が警察官で、民間企業に行く気はさらさら無いかもしれませんが、面接慣れしておくためにも、民間企業を受けておくのをオススメします。
私も民間企業をいくつか受けました。
練習のために(笑)
もちろん、一次選考で落ちるところもあれば、内定まで辿り着いた企業もあります。
民間企業をうけておくにこしたことはありませんよ!!
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こちらのブログ記事を参考に、どういった志望動機であれば内定をとれるのか参考にしてみてください。
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